エコセンターの開設と環境教育

AICAでは、環境によい農業を最貧困層に支援するだけでなく、これまでスタディツアーでお世話になってきた現地NGO、CIFTOの一角をエコセンターとして整備し、そこを訪れるカンボジアの村の子どもたちと外国人がともに環境や村の良さを学び合える場としたいと考えています。

【エコセンターの開設・環境啓発パネルの掲示】

エコセンターの開設。

今回は村の若者や子どもたちと一緒に看板作りをして、カンボジア語、日本語、英語表記の環境啓発パネル(テーマは公害問題)を掲示しました。

子どもたち、村の若者と日本人ボランティアが一緒にエコセンターの看板作り。

環境啓発パネルを展示。カンボジア語、日本語、英語表記。今回のパネルテーマは公害。

みんなで力を合わせたエコセンター看板作り写真集もご覧ください。

両国の伝統的な生活の見直し

2013年9月に現地を訪問した日本人ボランティアがゴミの問題を取り上げたいという気持ちを持っていたので、ゴミ問題に取り組みました。

ゴミを減らすために、両国の伝統的なライフスタイルを見直すことを目的として、日本の風呂敷とカンボジアの万能布、クロマーの使い方を学び合いました。

カンボジアの万能布の使い方講座。日本からは風呂敷を伝える。

ゴミ拾いレースと分別

また、ゴミのポイ捨てが当たり前の村で、子どもたちと一緒にゴミ拾いレース活動をしました。ゴミの分別についてもレクチャーをしました。

日本人ボランティアによる風呂敷講座。日本でプロの和装講師から教えていただいた。

村の良いところ探し

また、村の良いところに気付き、そこを守っていきたいと思ってもらえるよう、「村の良いところ探し」を実施しました。カンボジアの村の若者たちと日本人ボランティアの混合チーム2チームに分かれて、村の良いところを探して、ポラロイドカメラで写真を撮り発表しました。写真は模造紙の地図に貼付してセンターに掲示しました。

カンボジアの村の青年たちと日本人ボランティアがそれぞれ良いと思ったところを発表しあい、議論。

【日程】

●日程(宿泊は村の民家にホームステイ)

2014年3月19日

・トゥールスレン刑務所、キリングフィールド、

The Cambodia Trust(義足づくり工房)を見学

・オーチュン村に到着

・現地寺子屋NGO、CIFTOの代表)と打ち合わせ

3月20日

・クロマー(カンボジアの万能布)、風呂敷の使い方をカンボジア人、日本人お互いに学び合う

・CIFTOの子どもたちとの交流

・エコセンターの看板作り

3月21日

・ゴミ拾いレース・エコセンターの看板作り

3月22日

・村の良いところ探し・意見交換

・エコセンターの看板作り

3月23日

・村の良いところ探しで前日に訪れたところを再訪

・地図作り(よいところを村地図に記入し写真貼付)

3月24日

・日本食で御礼の会・分別用のゴミ箱の贈呈

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【5/19】講演のご報告@都立深川高校 「国際理解」

 

本日、代表の白川が下記の通り高校の「国際理解」の授業で講演をさせていただきました。

授業開始前に少し時間があり、教室の外で騒いでいる男子の声が聞こえてきました。めったに入れない高校です、様子を見に行きました。

男子10人くらいが輪になって、友達の誕生日を祝うために何やら真剣に考えてはしゃいでいるようです。歌っていたのは、今日の講演をAICAに依頼してくださった世界史の先生考案の王朝暗記歌。友達の誕生日を祝う準備、楽しそうです。そして「歌う世界史の先生」っていいですね。なんだか温かい気持ちで始めることができました。それでは、授業の様子をご報告します。

2014年5月19日PM1:00~3:00

都立深川高校の「国際理解」の授業2コマ

対象:履修者約35名程度(3年生)

テーマ:「国際協力NGOの仕事~カンボジアの農業と教育支援」

 

本日お話させていただいた「国際理解」の授業、先週は「望ましい援助とは」という勉強をしたそうです。

今回は代表の白川がこれまで勤務してきた3つのNGOの活動も紹介しながら、カンボジアの農村の子どもたちが学校に通える状況を作るためには、どのような援助が望ましいか、考えてもらいました。

まずは、生徒各自が考えてそのあとにグループで案を出し合って話し合って発表してもらいました。

 

ワーク:国際協力案を考えよう ~カンボジアの農村の子どもたちが学校に行けるように~

 

AICAの活動を紹介する前に、カンボジアの子どもの置かれた状況を簡単に説明し、自分ならどのような協力案を考えるか意見を出し合い話し合いました。

状況:カンボジアの農村の子ども。経済的に困窮。  price! Or you may check prewritten papers at  親が学校に行かなくてよいから家の手伝いをしたり、働いたりしてほしいと言っている。

 

想像力を使う~生徒たちが考えた案~

AICAは、保護者に教育の重要性を啓発し、最貧困家庭の収入向上のために持続可能な農業技術指導をしています。下記の通りまさにAICAの活動を言い当てたようなアイディアも出ました。

 

親を説得する。

保護者の収入を向上させる。農業の効率を上げる。

 

その他、次のようなアイディアも出ました。

親が学校に行ったことがないなら、学校説明会をしてどんなところか分かってもらう。

法律を変えて義務教育にする。

工場を作り、農業のように天候に左右されない収入が得られるようにする。

まずは自分で稼いてお金をためて学校に行ってもらう。

お金を貸してあげて返済してもらう。(奨学金)

ボランティアで教師をする。青空教室を開く。映像で授業が受けられるようにモノと映像を提供する(教師の人件費を節約できる)。

子どもが昼間働いて忙しいなら夜間学校を開き、日本人がそこでボランティア教師をする。

 

「自分たちにもできるかも!」が豊かな市民社会への第一歩

事前にこの授業担当の先生に、なるべく生徒たちが自分のこととして考えられる工夫をしてほしいというリクエストをいただき、考えた今回のワーク。授業後の感想には、次のようなことを書いてくれた生徒がいました。

「じゃあ、私たちがNGOという立場だったらどうする?と聞かれたとき、すごく困惑しました。それは、どこかで他人事から関係ないと思っていたからだと感じました。

皆の意見を聞いて、自分たちの持っている知識や力を活かせるんじゃないかと思えました」

そのほか、「私にもできるかも!と興味がわきました」などの感想が寄せられました。

市民一人ひとりが世の中の問題を解決するために自分にもできることがある、と自覚することで豊かな市民社会が醸成されていくと思います。私の経験を聞いて、少しでもそのように感じてもらえた生徒がいたら嬉しいです。

 

印象に残っている高校生からの質問

AICAの対象世帯が作った野菜は美味しいのですか? 日本で食べられますか?

私の話を聞いて、その野菜美味しいのかな?と想像してくれた感性がいいなぁと思いました。AICAの対象世帯が作っているオーガニックの野菜は味が濃くてとても美味しいけど日本には輸入してきていません。カンボジアにスタディツアーをやっているのでその時食べられますよ、とお話したらスタディツアーに関心を持ってくれた生徒が多くいました。

 

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