交流事業 過去の実施例

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◆2013年度は計2回プログラムを実施
1) 2013年9月1日~9月7日(7日間)農村ホームステイ&ボランティアツアー

トゥールスレン刑務所、キリングフィールド見学、農村ホームステイ、マンゴーの植樹、農村でパンプキンドーナツ屋台の出店、ナチュラルライムシャンプー製作、カンボジアの伝統医療体験(スポン)、ソーラークッカー製作、寺子屋での英語、日本語教授、日本文化体験(習字)、和食づくり。

2)2014年3月18日~3月24日(7日間)農村ホームステイ&環境教育ボランティアツアー
環境教育
・プラスチックゴミを燃やす弊害、ゴミの分別についてのレクチャーとゴミ拾いレース、
・ゴミを減らそう!カンボジアと日本の伝統エコライフ技術レクチャー(クロマーと風呂敷を学び合う)
・村の良いところ探し(環境保全のモチベーション啓発)と地図作り
・エコセンター開設(看板作り、公害の啓発パネル展示)

トゥールスレン刑務所、キリングフィールド見学、カンボジアトラスト(義足製作工房)見学、ホームステイ


◆2012年度は計7回プログラムを実施

1)2012年6月30日~7月2日(3日間)
AICA次期事業地調査2日間、プノンペン大学見学、ペットショップ見学、市場見学、タランチュラ体験等

2)2012年8月4日~8月6日(3日間)
AICA次期事業地調査、寺子屋NGOでのボランティア講師体験、オーガニックファームへのマンゴーの木植樹(マンゴーの木のオーナープログラム)、市場見学、キリングフィールド

3)2012年8月7日~8月9日(3日間)
AICA次期事業地調査、寺子屋NGOでのボランティア講師体験、地雷撤去NGO、義足作りNGO工房、エイズ団体インタビュー、カンボジアの行政(郡長ら)との会食を交えたインタビュー、市場見学

4)2012年9月10日~9月12日(3日間)
トゥールスレン刑務所、カンボジア料理体験、シハヌークビル視察、市場見学、タランチュラ体験

5)2012年12月12日~12月18日(7日間)
マイクロファイナンス調査、プノンペン(CEDAC, CMA, BORRIBO)、コンポンチュナン州(CEDAC)
カンダール州(Kredit, Chamroeun, M&M)、カンポット州(VDA, ASARD)、精米所、トラクター会社、カンポット塩公社。ソーラーパネル事業、銀行口座開設、新規ソーシャルビジネスのプロポーザル作成、交渉

6)2013年2月6日~2月8日(3日間)
AICA次期事業地調査3日間

7)2013年2月12日~2月15日(5日間)
村にホームステイ、寺子屋NGOボランティア講師3日間、子どもの1日密着体験、小学校見学、幼稚園2か所で紙飛行機遊び等、小学校の校庭でスポーツ、小学校のニーズに応じた貢献ワーク(トタン屋根の修理、ゴミ箱の制作)密着体験をさせていただいた子どもの自転車修理、カンボジアスイーツ食べ比べ、トゥールスレン刑務所、キリングフィールド


2012年度交流事業まとめ

◆安全で充実したプログラムを実施するために

AICAでは安全にプログラムを実施するため、事前視察を重視している。また、充実したプログラムの作成のために、日々視察活動、ネットワーク形成に努めた。
・交流プログラム作成のための活動:バッタンバン州、コンポンスプー州の孤児院訪問、コンポンスプー州のエコツーリズムヴィレッジ、小学校訪問。バッタンバン州女性の自立のためのNGO、プノンペンのNGOショップ、日本語学校
・実際にプログラムを実施した事前視察:寺子屋語学ボランティア講師体験、精米所、村のホームステイ、義足作りNGO、地雷撤去NGO等
・事前研修会を開催し、簡単なクメール語レッスンのほか安全管理研修を実施した。

◆成果
1)AICA独自の研修プログラム作成

NGO職員の仕事そのものを体験できる、AICA次期事業地調査の研修プログラムを作成。参加者がNGO職員の一員となって次の調査地を選定するため、先輩職員と話し合うストーリーを作成した。調査の意義、当会の活動が理解できる形である。本研修プログラムは実際に将来AICAの現地調査を担うボランティアスタッフを育成するために作成した。

2)ソーシャルビジネスニーズへの初の対応

2012年度はソーシャルビジネスのための調査ツアーの依頼があり、初めてそのニーズに応えることとし、マイクロファイナンスツアーを実施した。当会としては、最貧困家庭に土地を提供できる等、生活向上を加速する方法の一つとして可能性を探るのが目的であった。富裕な農家の実態、経済成長に伴い農村部に起きているダイナミックな変化を具体的に知ることができた。最貧困家庭はマイクロファイナンスからは排除されがちであるという定説はほぼ正しく、まれにファイナンスリーダーの思いがあれば借り手となることもできるが、最貧困から抜け出すためのブースターになるほどの金額ではない。お金を借りて養豚や養鶏を始めたが育て方が分からず死んだのでもうお金を借りたくないという農家の声は、今後の支援の在り方を考える上で貴重な実態調査となった。最貧困より少し裕福な農家にとっても、農業技術のノウハウに対するニーズは大きいことが分かった。

3)支援者の拡大

当会の次期事業地を視察してもらうことにより、支援の必要性を理解してもらえた。また、中心となって活動している会員の方も参加されて現場を知ることができ、より一層当会の活動が充実すると期待できる。

4)参加者が帰国後カンボジアでの活動を継続

当会のスタディツアーの参加者が、帰国後もカンボジアに関わることになった。当会の交流事業がきっかけで、よりカンボジアと日本の交流が深まり、豊かな市民社会形成の一助となった。具体的には、新規交流事業立ち上げ、新規ソーシャルビジネス立ち上げ、カンボジアのための募金をして寺子屋NGOや当会への寄付を継続、当会の中心メンバーとして活動を継続等である。

5)寺子屋NGOでの多様な貢献

最貧困家庭に対して教育の重要性を啓発している当会は、340世帯を対象にしているように、面的な広がりを重視している。一人でも多くの子どもたちが学校に通える状況を創出するためである。
一方、日本の方にカンボジアの人たちと深く関わり、友達を作って関心を持ち続けてほしいとの思いで、寺子屋NGOの支援を継続している。このNGOの代表は、日本語学校の下働きなどをしながら苦学して日本語を学んだ。家庭の経済的理由で教育を受けられなかった自身の経験から、子どもたちに無償で放課後の寺子屋活動を実施している。またオーガニックファームを運営するなどエコロジカルな農業や活動に関心が深い。冷房もない村の寺子屋であり参加者にとっては大変な経験となるが、プノンペンの富裕層のための日本語学校ではなくこうした思いをサポートしたいと考え、カンダール州までご案内している。この寺子屋の生徒だった人が先生になるなど、次の世代の育成に成功している。

・語学講師ボランティア(英語教育、日本語教育)

・日本文化紹介
(日本舞踊実演、空手実演、歌を教える、絵本を翻訳して提供、豆まき、カルタ取り、福笑い他)
参加者が帰国後に寄付を集めてエコカフェ作りに貢献(非電化の珈琲焙煎機、手動珈琲ミルの寄贈)

・子どもと植樹(マンゴーの木のオーナープログラム試験的に開始。寺子屋の子どもたちと一緒に植樹する)

・寄付(ボランティア受入の謝礼と合わせて寄付を行い、無償の寺子屋の運営をサポート。ボランティアの購入するお土産も彼らにとっては貴重な収入源となる。また、ツアー参加者にボランティア証明書を発行。)

・料理教室(寺子屋で学ぶ高校生がダラーさんの指導のもと教えてくれる。日本語で料理を教えることが、彼女たちの日本語の勉強である。カンボジアの食文化を学びながら子どもたちと交流を深めることができた)

6)公立の小学校、幼稚園との関係構築

・校長との面会、会食、ゴミ拾いキャンペーンを全校生徒にさせたいと協力的
・ツアー参加者は屋根を修理、ゴミ箱を作成して貢献
日本人ボランティアを受け入れてくださった御礼に学校のごみを拾わせてほしいと申し出たところ、大切な活動だから全校生徒を参加させたい、時間も1時間では足りないから2時間やりたい。初の村の沿道でのゴミ拾いキャンペーンを実施したいと先生方がプラカードを作成し生徒を指導。模造紙は参加者が寄贈した。
・幼稚園での紙飛行機ワークショップは大人気
休み時間になって小学生も出てきて、ノートを切って紙飛行機を作って一緒に遊んだ。モイ・ピー・バイ!(1,2の3!)と掛け声をかけてみんなで上に向けて飛ばすなど想像以上に盛り上がった。

7)カンダール州の村とコミュニティレベルで関係構築

・村長との面会、会食(小学校の全校生徒と村を巻き込んだゴミ拾い活動へのサポートとして、警官数名の派遣。大人数が交通量の多い村の沿道を掃除して歩く際の警備を得ることができた。今後の支援の要請もあった)